「日経ソフトウェア」2012年6月号で、iOS開発の世界では有名なfladdictこと深津貴之氏が、ポストイットを使った、紙ベースでiPhoneアプリをデザインする方法を紹介しています。
市販されているポストイットのうち、5cm x 7.5cmのものが、iPhone画面の実サイズとぴったり同じなんだそうです。
実際に、この週末、個人的に作りたいと思っているアプリの画面をポストイットに書き出してみました。

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ついでに同記事で紹介されているコピックのクールグレーも何色か買ってみました。薄めの色をたくさん揃える方が使いでがありそうです。

Too COPIC(コピック) マーカー クールグレイ 12色セット 11727001
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いざ想定している画面イメージを紙に書いてみると、スマホの画面は高精細なので錯覚しがちですが、驚くほど狭いことが実感でき、一つの画面に多くの要素を乗せることはできないことを気づかされます。
人間の視力や指の太さは、いくら技術が進歩しても変わることがないので、実寸で設計することは大事だと思いました。しかもパワポやStoryboardを使うよりも高速にできます。
もともとこのような方法は、開発の世界では「ペーパープロトタイピング」として以前から知られている手法ですが、なかなか受託案件ではとりづらい手法でした。

ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする
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自社サービスや個人で作るアプリであれば、プロジェクトメンバー間に、作るべきものに対する一定のコンセンサスがある状態から始まっているはずので、うまく使える気がします。
ブラウザベースのアプリやAndroidでも使えると思うので、一度お試しください。(※Androidの場合は画面の縦横比率に注意が必要だと思いますが。)
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