先日、運動不足解消のため、思い切ってwahoo kickrという自転車スマートトレーナーを購入しました。
YouTubeの動画なんかを見ていると、この手の機器を購入した人は、一緒に大きめのテレビやモニターなどを購入して、自転車の前に置いている人が多いんですけど、筆者は設置場所の関係でちょっと難しいと思っていました。
しかし写真にあるように、テーブルの横に置いたノートPCをちらちらと横目に見ながら自転車を漕ぐのでははどうも臨場感にかけてしまいます。
そこで、ちょっとダメ元で、VRゴーグルを使えば臨場感あふれる練習ができるのではないかなと考えました。
まず試してみたのは、Android版のZwiftをOculusデバイスにインストールして実行すると言う方法です。これにはOculus TVというアプリに、通常のAndroidアプリが実行できるようにするアプリをインストールすることで、VRデバイスでZwiftを実行すると言う方法です。
↓のあたりの情報を参考にさせていただきました。adb
とか、久しぶりに使いましたよ。
こちらの方法では、アプリの起動寸前まではこぎつけたのですが、肝心のZwiftアプリ起動時に、Data Validationエラーが出てしまいアプリを動かすことができませんでした。Androidアプリから見ると、Oculus TV環境はAndroid TVとして認識されるようなのですが、ZwiftアプリのAndroid版は、AndroidTV上で動作しないことがあるそうなので、これ原因かなと思ってます。
次の方法として、PC上でZwiftを動かし、その画面をVirtualDesktopと言うソフトを使って画面そのものを転送するという方法を試してみました。
PC上にはVirtualDesktop Streamerというアプリを常駐させ、PCの画面をデバイスで動作しているVirtualDesktopで表示させます。 自宅のデスクトップPCは、kickrから遠い場所に置いているので、kickrのBluetoothLEを認識してくれません。そこでZwiftCompanionというZwift公式スマホアプリを使って、トレーナーとケイデンスセンサーの信号をPCに中継します。
図に書くとこんな感じです。
こちらはうまくいきました。VirtualDesktopの優れた点はVR空間上で、仮想画面をいい感じに歪曲させて表示してくれることです。 本当の意味でVR表示されるわけではもちろんありませんが(念のため)、VirtualDesktopの設定で仮想画面を歪曲させた上で視界いっぱいに広げ、Zwiftの設定を一人称視点に設定(ゲーム中で「3」ショートカットキーを押す)することでかなり臨場感が得られます。
やってみた感想としては、夏場はたくさん汗をかくのでゴーグルのクッションがぬれるのが難点です。あとゴーグルの重みでちょっと首が痛い。
この方法はOculus Go、Oculus Quest両方で成功しています。Oculus Questの方が画質がいいのですが、こちらは妻と共用している事もあり、Questより少し軽くて筆者しか使っていないOculus Goを使っていこうと思います。
ちなみに、下の記事にあるように、Zwift社は完全VR対応したZwiftをすでに実現しているようです。現在は参考出品の形ですが、そう遠くない将来、ゴーグルがもっと軽くなったら完全なVR版Zwiftが出てくるかもしれません。楽しみにしたいと思います。