ブログを書くまでがITイベントです、ということで、
神戸市のスタートアップ支援事業の一環として、8月9日にKIITOで開催された「GitHub Patchwork meets KOBE」というハンズオンイベントにメンターとして参加してきました。
http://githubpatchworkkobe.peatix.com/githubpatchworkkobe.peatix.com
このイベントの趣旨としては、非エンジニア系の人にGitとGitHubに親しんでもらうということで、起業志望のかたやデザイナーの方が多く参加していました。
筆者はCode for Kobe(以下:C4K)の一員として、いつものC4Kの主要メンバーとともに参加者へのヘルプをしました。
GitHub Japanカントリーマネージャー 藤田 純さんの挨拶の後、ハンズオンが始まりました。
参加者はgit-it electronというオンラインチュートリアルを動かして、説明を読みながらコマンドを入力してGitの動作を確認していきます。
リポジトリを作成するところに始まり、リモートレポジトリとpush/pullするまでのプロセスを順を追って進めていきます。
時間内で最後まで行くことが本イベントの目的ではありませんが、参加者40人中、7,8割の人が最後まで行き着くことが出来ました。
筆者は今回のイベントを通してヘルプをしていて気づいたことがいくつかありました。
まず、参加者の8割くらいがMacBookで参加したのですが、Macにはプレーンテキストを普通に扱う標準のエディタがないのですね。チュートリアルでは簡単なテキストを作成・編集する作業があるのですが、ある参加者が「テキストエディット」を使ってファイルを作ったために、RTF形式で保存されてしまい、先に行けなくなったケースがありました。
筆者の場合、新しくMacを買ったら真っ先にすることがXcodeとEmacsをいれることなので、これは盲点でした。
つぎに、日常的にMacを使って仕事をしている方でも、デザイナー職の人などではいわゆる黒い画面(ターミナル)での作業にはなれておらず、カレントディレクトリの概念を説明したりしました。ls,cdといった基本的なUnixのコマンドを使ったことがなかったようで、日々デザイナーと連携して仕事をしている筆者にとっても、仕事が違うと、Macの使い方も、システムを捉える視点もちがったりするんだなと新たな発見がありました。
ひとり、ターミナル(黒い画面)を触るのには慣れているわけではないのに、説明する側のモチベーションを上げるような、いい質問をする人がいたのが印象的で、相手から知識を引き出す能力、これが「質問力」なんだなと感心しました。
最後に、リポジトリのローカルとリモートの概念が分からなかった人が多かったので、基本的なシステムの構成などの概念の説明や、そもそもGit/GitHubを使うと何がうれしいのかくらいは最初に軽く説明しても良かったのかなと思いました。
今後も機会があればプログラミング(や、その周辺知識)を習いたいという人をお手伝いしたいと思います。
GitHub Japanさまのご厚意でピザの差し入れも。
スタッフで記念撮影。みなさまお疲れ様でした。
おまけ
KIITOのエレベーター。階数表示がレトロ感を残したデザインになっていて、この古い建物のインテリアをリスペクトしています。
Tシャツもらいました。😀