ぽんぽこ日記

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【製作実績】オンラインサロン「シナプス」のiOSアプリの開発を担当しました

昨年より、オンラインサロン「シナプス」のiOSアプリを担当していました。アプリはずいぶん前にリリースしていたのですが、今回大きなアップデートがあったのを機にブログに報告させていただく事にしました。

lp.synapse.am

オンラインサロン「シナプス」とは?

オンラインサロンとは、特定の分野のオーソリティ的な人物が主催するコミュニティのコミュニケーション手段を提供するシステムです。システム的な分類としてはクローズドSNSということになるかと思います。

田村健太郎氏率いるシナプスはこの仕組みを最初に事業化・システム化した会社で、同社が運営するサロンには、橋下徹弁護士や、元東京都知事・作家の猪瀬直樹氏、元国務大臣で経済学者の竹中平蔵氏などの超有名人から、ニッチな分野のプチカリスマまで、バラエティ豊かな面々が名を連ねています。

synapse.am

オンラインサロンの運用スタイルはテーマや主催者によって様々ですが、会員向けのオフラインイベントなども活発に行われています。

経緯

筆者がシナプスに関わったきっかけは、以前筆者がiOSアプリの開発をお手伝いしていた会社で働いていた方たちの一部が、「シナプス」に移ったと知り、目的こそ違えシステム的にはそのアプリのノウハウが生かせるのではないかと思いました。

さっそくコンタクトをとったところ、とんとん拍子でお手伝いすることになりました。

当時のシナプスは急成長が始まった頃で、成長のスピードに開発体制がついていけず、なかなか大変そうで、アプリについても途中でサービスの構成に大きな変更があったりと、リリースにこぎつけるまでには時間がかかってしまいました。

このあたりの経緯は、同社エンジニアのぷぎえもん氏のブログ動画に詳しいので、エンジニアの皆さんは是非見てみて下さい。


第103回PHP勉強会 ぷぎえもんLT

qiita.com

上のビデオはエンジニアならば涙無くしては見られない内容で、サービスを立ち上げるに当たりけっこうな技術的負債を抱えちゃってたわけですが、そのとき持てるリソースが限られた中で、負債を負うをリスクをとってでも作りたいものを形にしなければ、今日のサービスは影も形もなかったわけで、技術的負債ただちに悪、とも言い切れないケースもあるのだと学びました。

シナプスの魅力

筆者は常々、デザイナーや企画者、編集者と言ったクリエイティブなことを専門とする職種のひとたちと一緒に仕事をしたいと思っていて、これまでの仕事や職場を選ぶ上でも重要な判断基準としていました。シナプスはまさにそんな会社で、代表の田村さんのコンテンツへの情熱や、個性と才能豊かなスタッフがサービスを支えていると思います。

特に、代表を務められている田村健太郎氏は、とかくアグレッシブさ強調するITベンチャーの経営者が多い中、情熱をうちに秘めて粘り強くサービスを育ててこられた、まさにグリットを体現するような人物です。 大変腰が低く謙虚な方で、多様な働き方にも理解が深く、ダイバーシティに配慮した採用を行うなど、チームメンバーを大事にされているところにも共感しました。聞くところによると、このサービスを始められるまでもいろいろご苦労もあったと言うことで、そうしたご経験もいまのチーム運営に反映しているのかもしれません。

bb-relife.jp

筆者としては、なんといっても日本初の新しい市場を切り開いたサービスを、iOSアプリの開発でお手伝いできたということをうれしく思っています。

シナプスが切り拓いたオンラインサロンという市場には、手強い競合が続々と参入しており、開発体制もまだまだ課題が多い状況ではありますが、今後もサービスの発展をお手伝いできたらと思っています。


最後に、サロン主宰者の著書のうち、筆者のお勧め本を置いときます。

とにかく被災者のインタビューから伝わってくる臨場感がすごいです。

感覚的・センス次第と思われがちなおしゃれ・着こなしのテクニックをロジカルに説明していて、新鮮でした。シナプスに関わっていなければおそらく手にしなかった本ですね。

投資の本ですが、歴史の知識を交えてわかりやすく説明しています。