ぽんぽこ日記

プログラミング、読書、日々の生活

想像ラジオ

想像ラジオ

想像ラジオ

確かに読む人を選ぶ小説ではあると思います。

読者の想像力、もしくは経験が試される。

神戸在住の私にとっては、時期が時期でもあり、私もこの本を読みながら、遠くに行ってしまった人のことを想いました。

「死者とともにこの国を作り直して行くしかないのに、まるで何もなかったように自体にフタをしていく僕らはなんなんだ。この国はどうなっちゃったんだ」

「…他の数多くの災害の折も、僕らは死者と手を携えて前に進んできたんじゃないだろうか? しかし、いつからからかこの国は死者を抱きしめていることが出来なくなった。」

「亡くなった人はこの世にいない。すぐに忘れて自分の人生を生きるべきだ。まったくそうだ。 いつまでもとらわれていたら生き残った人の時間も奪われてしまう。

でも本当にそれだけが正しい道だろうか。亡くなった人の声に時間をかけて耳を傾けて悲しんで悼んで、同時に少しずつ前に歩くんじゃないのか。死者とともに。」

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