先日「[asin:4103328118:title]」を読んで以来,建築に対する興味が上がっている筆者は、出張で東京に行ったついでに、建築関係の美術展を立て続けに見てきました。
安藤忠雄展
とある仕事の打ち合わせが終わり、あたりがすっかり暗くなった小雨が降る夕方、六本木の国立新美術館で開催されている「安藤忠雄展」に行ってきました。
感想
まず一般に知られている以上に数多くの作品を残されていること、とりわけ関西の建物が多い事を改めて認識しました。この展覧会の面白いところとして、住宅については施主からのメッセージが多く展示されていて、本音混じりな(笑)賞賛の言葉が興味深かったです。 また、年を経るにつれ、活躍の地域が関西→日本各地→アメリカ・ヨーロッパ→中国と拡がっている事、とりわけ近年の中国での活動が増えていることには中国の経済力の勢いを感じました。
「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展
数多くの住宅が図面と模型で展示されていました。筆者のお気に入りは下の建物です。どうやらスキップフロアの建物が好きみたいです。
建てられた家はどんな感じで住まれているのか、生活感を伝えるため、映像の展示も通常の展覧会より多く、各所にモニターが設置されていました。
「火山のふもとで」のモデルとなった吉村順三の軽井沢山荘の模型・図面もみることができました(撮影不可ゾーンの展示のため,写真はありません)
いまどきの美術展はおどろくほどSNSフレンドリーに
なっているのですね。安藤忠雄展は、光の教会と、直島のインスタレーションが撮影可能でしたし、「日本の家」展については展示スペースの大半が撮影、SNSシェア可でした。
おまけ
安藤忠雄展が開催されている国立新美術館の近くには、住設メーカーのTOTOが運営しているギャラリーがあるので寄ってみましたが、ギャラリーは次回の展覧会準備のため、あいにく休館でした。併設されている書店でクラシックMacのデザインの本を買って帰りました。