非常に中身の濃い本だった。
なかでも気になった部分をちょっと長いけど引用。
「これからのジャーナリストに必要なスキル」
「コンテンツ」を「ソフトウェア」もしくは「技術」と言い換えれば開発者にも通じる。
- 的確なタイミングで的確な内容のコンテンツを的確なスキルを駆使し、多用なメディアから情報を発信する能力
- 多くのファン達と会話を交わし、そのコミュニティを運用できる能力
- 自分の専門分野の中から優良なコンテンツを探してきて、他の人にも分け与えることのできる選択眼
- リンクでお互いがつながっているウェブの世界の中で自分の声で情報を発信し、参加できる力
- 一緒に仕事をしている仲間たちや他の専門家、そして自分のコンテンツを愛してくれるファンたちと強調していく能力
ケータイ小説と通常の小説との違い
ケータイ小説というのは従来の「文学」「小説」といったコンテンツとは異なって、読者と書き手の双方をくるんだ共有空間の様なものを生み出すためのシステム
余談だが、ディスカバー社の本は奥付に、本の制作に関わった関係者の名前が全て(と思われる)クレジットされていることが好感が持てる。