※あらかじめお断りしておきますが、Helixキーボードの製作はしていないので、製作の過程に興味がある方のお役には立てません。
いきさつ
一昨年導入したErgoDox EZ、気に入っているのですが、使っているうちちょっととした不満も出てきました。
要するに、大きすぎるのです。 以前にもこういう記事を書きました。
筆者はノート・メモを取りながら開発作業をするのですが、こういう対策をしても、本質的な問題として、キーボードとパームレスト*1が大きすぎてお気に入りのA5ノートをキーボードの手前に置くことができません。
そこで、下記条件をみたすようなキーボードを探してみました。
- 分離型
- Ortholinear配列である
- パームレストがいらない=背が低い(ロープロファイルキースイッチが使える)
- できれば外出先でも同じキーボードを使いたい(持ち運びできて、音が静かな方が良い)
- 左手小指の付け根で打てる位置にキーがある、かつCtrlキーにマップできる(筆者はEmacsを左手小指の付け根でCtrlキーを押して使っています)
どうやらHelixというのが条件を満たすらしいと知りました。
とはいえ、このモデル、完成品は売っておらず、キットを買って自分でつくるしかないようです。
いつかは半田付けもできるようになっていろいろつくれたら良いんでしょうけど、そこのスキルに投資する時間もモチベーションも今はありません。
そうしたらメルカリで、とある方から、組み立ててはみたけど、バックライトLEDの設置がうまくいがず、左側の大部分が点灯しない、というものが比較的リーズナブルなお値段*2で売りに出ていたので、ものは試しと思い、購入しました。
で、机においてみたのがこちら。
以前のErgoDoxEZがこんな感じでした。
ErgoDox EZと比べるとずいぶんとコンパクトに収まりました。ノートを手前に置いても余裕です。
使用感
肝心の操作感としては、当初キーの数が少ないことが心配でした。 しかし、ErgoDoxの設定をHelixに移植して見て気づいたことに、実は筆者はErgoDoxのキーをそれほど目いっぱい使っていたわけではなく、Helix5行版のキーの数でも、ほとんど修正することなく使えるようになりました。ロープロファイルキースイッチのキーストロークも自分にとっては十分に深く*3、ErgoDoxEZより静かなので、外出先での使用も問題なさそうです。
もう少しつかってみて、手になじんだら自分で組み立ててみることも検討しようかと思っています。
筆者の設定を貼っておきます。Raiseレイヤーに記号を割り振って、右手だけで主要な記号を入力できるように、またLowerレイヤーにすると右側がテンキーパッドの代わりになるように割り振っています。
このキーボードで今日もEmacsでHappy Hackingです。