1989年の10冊 - ぽんぽこ日記の続きです。
この年、新卒でIT開発の会社に入社しました。東京の案件が多く、出張で新幹線に乗っている間によく本を読んだので、読書量は比較的減りませんでした。Unixなどの新しい技術に出会って世界が大きく広がった年でした。
突如現れたハードボイルド小説の新人と言うことで当時話題に。ストイックな文体が印象に残っています。
傑作冒険SF。SF大賞受賞。
この本もおもしろかった。後半にまさかの展開。
「アド・バード」の著者が影響を受けた小説ということで、興味を持ち読みました。遠未来の独特な世界観。
グイン・サーガの世界の数百年後?を舞台にしたダーク・ファンタジー。妖しい雰囲気が印象的。
当時「プラトーン」「ハンバーガー・ヒル」などベトナム戦争を扱った映画が次々に封切られ、ベトナム戦争つながりでティム・オブライエンという作家に興味を持ちました。
仕事でUNIXマシンを触るようになって、より深く知りたいと思うようになり読んだ1冊。技術情報が乏しい時代だったので、UNIXマガジンや当時は点数が少なかったNutshellシリーズも隅から隅まで読みました。
会社で同期入社のU君に薦められました。普段エンタメ、SF中心の読書をしていたので、濃密な文体に圧倒され、大人の小説だなぁと思ったのを覚えています。