ぽんぽこ日記

プログラミング、読書、日々の生活

2020年の振り返り

仕事

1月炎上気味の案件にジョインしてしまい、2月には身内に不幸があったこともかさなり、かなり疲弊しました。 私のプロジェクトの進め方や、技術選択に関する自分の誤りと、もともとプロジェクトが抱えていた問題が重なってしまいリカバリーが難しかったな、というのが現在の反省点です。 うまく関係を築くことが出来れば、末永くお付き合いできたかもしれないクライアント様でしたが、契約の更改時期をもって継続をしない旨お伝えし、離脱しました*1

その後、夏から秋にかけて、社会貢献度が高いプロダクトの改修に関わり、ご好評を頂きました。非常に技術的に希少性の高い要件で、たまたま自分のスキルセットがキレイにハマったのが良かったのだと思います。

現在は10月からジョインした元気いっぱいなスタートアップが開発を進めているサービスのiOSアプリ開発に関わっています。フリーランスになってから、久しぶりに他のメンバーと複数人での開発です。

このプロジェクトでは、自らも手を動かしつつ、アーキテクトおよびメンター的な役割で若いメンバーの成長に関わることが出来ていて、なんだか新境地が開けた気がします。皮肉なことに、年初の案件で得られたスキルが案件獲得のきっかけであり、しかも前回の反省をフルに生かして満足のいくものが出来そうです。点と点がつながった感です。

学業

コロナ禍のせい、、ではないのですが大学の課程を進めることが出来ませんでした。むしろ出張がほぼ無くなって可処分時間が増えたはずなのに、時間管理・モチベーション管理がうまくいきませんでした。別途やりたいことも出てきていて休学するかどうか思案中です。

旅行

流行の合間を縫ってドンピシャのタイミングで金沢に行ってきました。

落ち着いた観光が出来て最高でした。

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お約束のこれとか。

ロールモデルの一人である佐々木俊尚さんの大作。

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一人の職業人の成長物語として共感しました。

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ウイルスという言葉を聞かない日はない一年でしたが、本当に不思議な存在です。

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幻の名作と聞いていたのですが、電子化されてやっと読めました。

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日頃楽しんでいる洋ゲーの知られざる舞台裏が読めました。

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セルフマーケティングの教科書としても読めると同時に、この本も職業人の成長物語として読めます。

最後に、この本は久元喜造神戸市長*2のお気に入りの本だそうです。すごく印象に残ったフレーズがあったので長いけど引用します。肉親の死を経験したせいか、歳のせいなのか、随分前に夭逝した人たちのことを思い出すことが増えました。

そしてある日、彼はタヌキを見たというその田舎の家で、自分の命を絶った。致死量の睡眠薬を飲んでガスを放ったうえに手首を切る、という覚悟の自殺だった。  あれから十八年が過ぎて、僕たちはちょうど彼が亡くなった歳の倍の年月を生きたことになる。かつてのロック少年たちも今では、喫茶店のおしぼりで耳の穴をふいたりするような「おっさん」になった。そうした軌跡は、かっこうの悪いこと、みっともないことの連続で、それに比べて十八で死んでしまった彼のイメージは、いつまでも十八のすがすがしい少年のままである。自分だけすっぽり 夭折 するとはずるいやつだ、と僕は思う。薄汚れたこの世界に住み暮らして、年々薄汚れていく身としては、先に死んでしまった人間から 嘲笑 されているような気になることもある。  ただ、こうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから「あいつも生きてりゃよかったのに」と思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、 醜く老いていって、それでも「まんざらでもない」瞬間を 額 に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。あんまりあわてるから損をするんだ、わかったか、とそう思うのだ。

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*1:成果物自体は、なんとか期日にリリースにこぎつけることができました。

*2:政治家と中島らもというアナーキーな著者の組み合わせが興味深いです。灘中・高の先輩後輩だとか